「1/fゆらぎ」とは特に自然の中に存在するいろいろな音(リズム)の
変動パターンのことです。
簡単に言いますと、でたらめなリズムでもない、規則正しい
リズムでもない、その両方をミックスした中間のリズムのことです。
「1/fゆらぎ」は人間の中にも存在し人間本来の機能を最適に
保つための本能的なリズムです。
例えば、心臓の鼓動が代表例に挙げられます。心臓の鼓動は
一定の間隔で脈を打っているように思いがちですが実はそうではなく
安静時の鼓動の間隔に上下10%の誤差がありこれが「1/fゆらぎ」に
合致しています。
「1/fゆらぎ」は人間の生体リズムと同じだということが分かってきました。
自然界の中で多く存在する「1/fゆらぎ」ですが、例えば小鳥のさえずり、
コオロギやスズムシなどの虫の声、小川のせせらぎ、滝の音、
そよ風の強弱、潮騒(波の音)、雨音などです。
何か気付いた事はないでしょうか。上記のような自然界に存在する
「1/fゆらぎ」の刺激を体感することによってリラックス効果、
癒し効果があるのです。そのときの脳波はアルファー波が
多く出ている事がわかっています。
アルファー波といえばリラックスしていて気持ちが良い時に出る
脳波ですので、いつも自然の中にどっぷり浸かって「1/fゆらぎ」に
触れていれば身体に良いということになりますが、現実的に
毎日の生活の中に取り入れるのは難しくなってきます。
そこでどのようにすれば良いかという事になってきますが、
幸いにして身の回りにも「1/fゆらぎ」があることが分かって
きましたので毎日の生活の中に取り入れることが可能です。
例えば、クラシック音楽、特にモーツァルト、ベートーベンなどが
良いでしょう。それと観葉植物などの鉢植えや自然をテーマにした
絵画やポスターなどを住まいの中に取り入れるのも良いでしょう。
また、夏場の風鈴の音色にも「1/fゆらぎ」があります。特に江戸風鈴
は完璧に近い「1/fゆらぎ」の音色を発生するそうです。
一度、機械で大量生産された風鈴と手作りの江戸風鈴を聞き比べて
みてください。ゆらぎの音というものがすぐに分かります
また、目を閉じてコオロギが鳴いている情景をを想像してみて下さい。
それだけでも少し癒された気持ちになりませんか?
最近わかってきた事なのですがこの「1/fゆらぎ」を心地よいと感じる
のは世界でも日本人だけだそうです。外国の人にコオロギの鳴き声を
聞かせると不愉快だと感じます。
ゆらぎの音を聞いている時の脳の使われ方を調べてみますと
日本人は左脳の活動が活発になり、外国人は右脳の活動が活発に
なります。
このことから外国の人はイメージとしてとらえ単なる「雑音」としてしか
聞こえないのです。しかし日本人は何かのメッセージとしてとらえ
語りかけてくるような感覚で聞いているのです。
ここに日本人の「わびさび」の分かる情緒豊かな感性が理解できます。
このアルファー波は最近かなり注目されている脳波です。
アルファー波はリラックスしている時、集中している時に
出てくる脳波ですがリラックスしすぎて眠気があったり
集中しすぎて緊張してしまうとアルファー波はでなくなることが
分かっています。
普段から音楽などの「1/fゆらぎ」を取り入れアルファー波が
多く出るようにコントロールできればストレスのない
健康な身体になるのです。
またアルファー波が出ている時の脳内にベーターエンドルフィン
などの快感ホルモンが分泌されることが分かっています。
このホルモンが分泌されると免疫細胞が活性化されて
自然治癒力が飛躍的に上がると言われています。
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