自己暗示
暗示には、自己暗示と他者暗示があります。
自己暗示とは自分で自分自身の心に影響を与える暗示です。
他者暗示とは他人から影響を与えられた暗示です。
また、このそれぞれの暗示の中にはプラス暗示(良い暗示)と
マイナス暗示(悪い暗示)があり、とりわけ重要なのは
自己暗示とプラス暗示なのです。
●自己暗示
最近、自己暗示という言葉をよく聞きますがその中でも
スポーツの世界でメンタルトレーニングを行うときに盛んに
取り入れられています。
自己暗示のプラス暗示によってより良い記録が出るのです。
では何故、自己暗示によって良い記録が出せるのでしょうか?
また、ことわざで「心頭滅却すれば火もまた涼し」というのがありますが
これはまさしく自己暗示そのものです。
皆さんもニュースなどで一度や二度はご覧になったことのある
素足で火の中を歩いて渡る「修行僧の火渡り」がそのまま
自己暗示にあてはまりますが誰でも簡単にできるわけではありません。
日々の修行を成就することにより成し遂げられる荒行です。
素人にはどのように考えても理解できるものではありません。
もっと身近な自分たちの日々の生活の中で自己暗示を考えてみますと
受験勉強、就職活動、仕事場での仕事の成果、夫婦や友人との
人間関係などでちょっとした自己暗示によってまったく違った結果が
出るのです。
その中の一つ仕事の成果について例を挙げてみます。
営業会社で売り上げ成績トップの人から全然売れない
成績ビリの人までいますが何故このように差があるのでしょうか?
ここでよく考えてみてください。
現在トップセールスマンも最初はやはり成績も思うように上がらず
うまくはいかなかったはずです。お客さんのところにいくら訪問しても
売れない、買ってもらえない、というのを経験し、そこから試行錯誤を
繰り返しながら売れるようになったはずです。
もし売れていない時期に「どうせ行っても売れないだろう」
「また断られるだろう」と失敗体験をマイナスの自己暗示を
してしまっていたらせっかく売れていたのかもしれないチャンスに
めぐり合えませんし「自分は何をやってもうまくいかない」とまで
考えるようになりやる気さえも逸してしまいそれこそ人生そのものが
お先真っ暗になってしまうのです。自己暗示とは諸刃の剣のような
存在なのです
人間は感情の動物ですので「心」があります。この「心」は移ろいやすく
特に非現実的なマイナスの自己暗示によく影響されます。
ここで自分の心に語りかけ失敗体験をプラスの自己暗示で
切り替えなければなりません。悪い先入観をとりはらい
自分自身を信じて時にはやれる!できる!という思い込み
ともいえるような自己暗示も必要です。
そして誰がなんと言ようがやり続けなければなりません。
最初はいやいやでもいいですのでやり続けることによって
自分が良く見えてくる時が来るのです。そうすればおのずと
売り上げは上がるようになるはずです。
●他者暗示
他者暗示はあまり聞きなれない言葉ですが私たちの生活の中で
無意識に経験しています。
身近なもので言いますとテレビなどのコマーシャルです。
このコマーシャルは一つの商品をより多くの消費者の方に
買ってもらうために暗示の法則を駆使して作られているのです。
どのようにしているかといいますと、まず有名芸能人を起用し
印象に残るようなコマーシャルソングを採用します。
そして繰り返し同じコマーシャルを放送することによってしっかり
この商品のことが頭に染み付きコマーシャルだけでその商品に
対して信用し、そして安心して買い物に出たときにはその商品を
探し求めるようになるのです。
良い例がドラッグストアーで買う風邪薬や頭痛薬や栄養ドリンクなどです。
みなさんこれらの薬の銘柄を挙げてくださいと言われたら
ほとんどの人が同じ2〜3銘柄をいうことでしょう。
薬には特許がないと言われていますので例えば同じ風邪薬で
かたや毎日のようにコマーシャルに出て皆さんが知っている物と
ドラッグストアーで始めて見て聞いたことないような銘柄の物とでは
成分は本当はほとんど同じです。
値段の高い安いで効果の違いはないのですが知名度のある
誰でも聞いたことのある値段の高い薬の方が良く効くように思います。
ただ知名度のある値段の高い薬にはコマーシャル料が
たっぷりと価格の中に含まれているのは間違いないのですが。
|